皆さん、これまでに方位磁石(コンパス)を使って北や南の方向を調べた事があると思います。
上の図は、その方位磁石(=棒磁石)の磁場と地球の磁場の関係を表したものです。棒磁石には
N極とS極がありますが、同じように地球にもS極(北極)とN極(南極)があり、大きな磁石
になっています。

金属でできた色々なものが磁石にくっつきます。新聞紙はインクに金属が含まれているからですね。

この性質を利用すると、磁石を使って、水の中の鉄粉を集める事が出来ます。

ところで棒磁石は、常に磁石の性質を持っていますが(注1)、磁石の性質を持たせたり、持たせ
なかったりできるものに、電磁石があります。電磁石は通常、磁性材料の芯のまわりにコイルを巻き、通電する事で一時的に磁力を発生させる磁石です。電流を止めると磁力は失われます。例えば、産業で使用される磁気吸着リフターは、この性質を利用しています。

電磁石は、次の様な方法で、簡単に作る事ができます。
1.紙ヤスリを使ってエナメル線の両端のエナメルをはがし、ナットを端にねじ込んだボルトに端を5cm 程度残して巻く。
2.エナメル線がバラけないようにビニールテープを上から巻いて、エナメルをはがした部分を電池を 入れた電池ボックスにつなぐ。
3.電池とつないだら、ボルト(電磁石)をクリップにふれさせると、クリップがくっつき、持ち上げる事が できます。電池を外すと、クリップが離れます。

【電磁石の原理】
ところで棒磁石は、常に磁石の性質を持っていますが(注1)、磁石の性質を持たせたり、持たせ なかったりできるものに、電磁石があります。電磁石は通常、磁性材料の芯のまわりにコイルを巻き、通電する事で一時的に磁力を発生させる磁石です。電流を止めると磁力は失われます。例えば、産業で使用される磁気吸着リフターは、この性質を利用しています。