日常生活に必要なさまざまな電気機器に使われているモーターは、磁石の力を利用して作られています。その動作原理はどうなっているのでしょうか。これからそれを探ってみましょう。
まず、永久磁石による力ですが、
NとS(異極同士)は、引き合う。
NとN、SとS(同極同士)は、反発しあう。
①、②、③のように右側の磁石を 左方向へ移動させると、磁石の反発力で
左側の磁石は左へ移動します。
さて、磁石がつけられているカップを手で触らずに、棒磁石を使って、回転させる事がどうすればできるだろうか?
カップの磁石と外部からの磁石が引き合う場合は、カップは回転できないが・・・。
反発力が働く場合には、どちらかに回転する。
これで、カップは回りだしますが、これだけでは、すぐに回転が止まってしまい、回り続ける事はできません。どうすれば、回り続ける事ができるでしょうか?。
それは、棒磁石の替わりに電磁石を使い、その電磁石に電流を流すタイミングをうまく制御する事で、実現できます。
左の図の装置を実際に作ったものがこれです。枚方テクノカレッジにありますので、どの様にすれば回転を続ける事ができるのか、一度試してみませんか。出張しての講習会の実施も、受け承ります。