管の中に入れた磁石を、ロケットみたいに上方に飛ばし、その途中で多段式ロケットの様に加速してさらに上方に飛ばす事ができる技術があります。

左の写真は、その実験装置です。下側の黄色のテープを巻いているコイルは、一段目のロケットに相当します。
このコイルに電流を流すと、プラスチックの筒の中の円柱状の磁石が、コイルに発生する磁力の反発力で、上に飛びます。
円柱状の磁石が、上側の黄色のテープを巻いているコイルの上に出ると、磁気センサーで感知され、その直後に上側のコイルに電流が流れ、コイルに発生する磁界との反発力が2段目のロケット推進力になり、さらに上に移動します。

組み立ての概略図です。

配線の概念図です。

上側のコイルへ電流を流すタイミングを作成する回路です。円柱状の磁石が上側コイルに到達し、それをセンサーで感知すると、若干の遅延時間後に、コイルへ電流を流します。